体で覚える!
2017年12月16日 16時25分25秒 (Sat)

過去に頭で覚えたことは思い出せないのに、久しぶりに自転車に乗ったり、プールで泳いだり、楽器を弾いたりしても、以前と同じように体が動くのはなぜでしょうか。
頭で覚えたことは、大脳にある海馬や大脳皮質に記憶されますが、記憶されやすい反面、その記憶は時間とともに消えてしまいやすいという特徴があります。
一方、からだの動かし方は小脳に記憶されますが、記憶されるまでに時間が掛かる反面、その記憶は時間が経っても簡単には消えないという特徴があります。このことを、よく「体が覚えている」と言い表しますが身体と言っても手足などに記憶されたというわけではなく、記憶しているのは、あくまでも小脳です。
小脳に記憶されるまでには、実際に何度も繰り返し体を動かすことが必要です。どれだけマニュアルを読んでも、他人の動きをじっくり観察しても、小脳に記憶されることはありません。
体を動かす指令を出すのは大脳皮質の一部の運動野ですが、指令が体の筋肉に届くと同時に小脳にも届きます。指令どうりに体が動けなかった場合、小脳の特殊な仕組みによって記憶されないようになっています。
そして何度も失敗を繰り返すことでようやく習得した指令通りの体の動かし方だけが小脳にしっかりと記憶され、それ以降は、いとも簡単に動けるようになるのです。
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