田舎より都会の方が花粉症患者が多い
2017年12月18日 19時21分38秒 (Mon)

都市部と農村部のスギ花粉症の患者数を比べてみると、農村部の方がスギ花粉が多く飛散しているにもかかわらず都市部の方が多いという報告がみられます。
現在、都市部で花粉症の患者が多い原因のひとつとして言われているののが、ディーゼル車から排出されるディーゼル排気粒子です。
ディーゼル排気粒子などの大気汚染物質が花粉と一緒に体内に取り込まれることによって、抗体が作られる量が増えたり、また気道が炎症を起こしやすくなって過敏性を高めたりと、アレルギー反応が起きやすくなるのです。
このディーゼル排気粒子のように、それ自体はアレルギー源にはならないにもかかわらず、花粉、ダニなどのアレルゲンと一緒に吸うと、アレルギー症状を悪化させる物質があります。総称して「アジュバント物質」と呼ばれ、他にもホルムアルデヒドなどが知られています。このアジュバント物質が、体内でIgE抗体の生成を促進させアレルギー症状を悪化させると考えられていて、これを「アジュバント効果」と呼びます。
大気汚染だけでなく室内汚染も問題で、都市部の住環境も原因に挙げられています。マンションなどの気密性の高い室内環境では、建材や内装材に使われる化学物質のホルムアルデヒドの濃度が高かったり、ハウスダストがたまりやすかったりします。これらも花粉症を誘発しやすくしています。
ほかにもアスファルトで舗装された道路では地面に落ちた花粉が風によって再び舞い上がり、吸い込まれやすくなります。このように、都市部には花粉症を悪化させるさまざまな要因が重なって存在しているのです。

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